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Musikpromenade ~音楽の散歩道~

チェロ弾き高橋麻理子のブログ
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12/01/00:13  最近の

面白かった本。




Dieter David Scholz(ディーター・デイヴィッド・ショルツ)著・ 発行 アルファベータ

「指揮者は語る!」現代のマエストロ、29人との対話




これ、ふと本屋で買ったものなんですが、ものすごーく内容が濃い。
インタビュアーが今活躍している指揮者たちに、独自の視点からカナリ鋭い質問を投げかけてるんだけども、それに対応する指揮者たちのコメントがまた興味深い、、。
思いっきりドイツ人同士(ドイツに限らずヨーロッパ全般ですね、、)のダイレクトな会話の数々が、読んでるこちらまでハラハラしてくる。
これ、ケンカじゃないよね?!って言いたくなる会話もしばしば、、。

現在のヨーロッパの音楽事情をある程度知っていると、更に共感して読める部分もあるんだけど、現在の音楽界が抱えている問題とか、各々が何を求めているのか、結構つっこんだところまで聞いているので、読んでるほうもものすごい頭を使います、、。
一人のインタビュー部分が濃すぎて、さらには歴史的背景、政治的なものも絡んでくるとなると、ちょっとやそっとじゃ理解して読みきれない。

ゲルギエフ、アーノンクール、ラトル、、等々が何を考えているのか垣間見えて、(さらに、その指揮者の棒で演奏したことがあるならなおさら、その人が見えてくる)人間学という意味でも非常に面白い。
シノーポリなんか、指揮は数年休んで考古学と発掘作業に専念したいです、なんて言ってるし。

指揮者って、こんなことを考えながら、生きてるんだなーと、、。
でもこの本に書かれてることは氷山の一角なんだろうな、とかいろいろ考えたり。
インタビュー読んで、録音聴いてみよう!って思った指揮者も新たに出てきました。

久々に濃い~一冊でした。



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