Musikpromenade ~音楽の散歩道~
チェロ弾き高橋麻理子のブログ
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2019年 アウトリーチ後記
- 2014.07.26
チェロデュオ。
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4月後記
2019年 アウトリーチ後記
- 2019/09/27 (Fri)
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たまっていた色々をこなしつつ、、
今年の夏のアウトリーチ後記です♪
今年はまず東京のコンサートから始まりました。
コンサートから始まるパターンは初めてかもしれません。
都内某所で連日リハーサル♪
メインはメンデルスゾーンのピアノトリオです。
東京でのコンサートということで、チェロとピアノのデュオもさせていただきました♪
当日はかなりの大荒れのお天気でしたが、無事終了!
いらしてくださったお客様ありがとうございました!
そして、今年の滋賀でのアウトリーチは私たち初の試み、全校生徒の皆さんに体育館で聴いてもらうということになりました。
いつものこじんまりした空間を飛び出して、どの程度子供たちにアプローチできるのか。
普段子供たちに必ず体を動かしてもらっているのですが、全校生徒なのでそれが使えない、、なので、いつものアウトリーチよりコンサート形式にしてドレスを着ることにし、テーマは「ダンス」、ワルツやタンゴなど様々なダンスの様式をピックアップして紹介しました。
私たちがどういう道を歩んできたのかという話も交えつつでしたが、最後までとても真剣に聴いてくれました。
例年とはちょっと違った雰囲気を楽しんでもらえたようで良かったです♪
実は今年定年退職されるとてもお世話になった先生方がいて、合間の時間にメッセージカードにみんなでひたすら書きこむ、、。
二校目は、広島!
広島では近年へき地の小学校に焦点を当てて、本当にアットホームな雰囲気でやらせてもらっています。
弦楽器の奏法を実演したり、ヴァイオリンを弾きながら近くに寄ってもらったり。
そもそも弦楽器自体を間近で見るのは初めての子供たちばかりなので、目の輝きがすごい。
いつも音楽室にあるピアノもこんな近くでふたを全開にしての演奏、迫力満点です。
アウトリーチ、という言葉自体、アメリカではあまり使われなくなってきているようですが、普段生演奏に身近に接する機会がない子供たちへの演奏は特に積極的に取り組んでいきたい課題です。
さて、三校目。
今年の締めくくりは、、初めてアウトリーチとコンサートで盛岡へいってまいりました♪
盛岡はヴァイオリンののこちゃんの故郷です。
こんな素敵な建物で演奏できる!
ここは通称、赤レンガ館。旧岩手銀行の入っていた建物で、普段は一般公開されており、様々なコンサートにも使われているそうです。
響きもなかなか良くて、クラシカルな雰囲気も相まって、とても弾きやすい。
とてもたくさんのお客様にいらしていただき感無量でした。
遠方からいらしてくださったお客様も、、
皆様本当にありがとうございました!
オフが一日あったので、ちょっと遠出してみんなで龍泉洞へ
洞内はまさかの10度以下!
外の周辺も12,3度で涼しいというより、寒い。
ダウンジャケット大活躍。
なんだかよくわからないけど、三人揃うとこんな写真ばかり。
なかはすごい湿気です!湿度計、ほんとの100%でした(笑)
まだまだ先もあるらしいけど、狭すぎてその実態がはっきりつかめていないんだとか。
まさに神秘の地底湖です。
さて、いよいよ。
のこちゃんの母校の中学校でのアウトリーチ。
中学一年生ということもあって、すこしみんな大人びた表情。
楽器にも親しみがあり、ヴァイオリンをやってる子もいれば、なんとチェロも習っている子も発見!
中学生にもなるといろいろな悩みが出てくる。
でもちょっとの挑戦で何かが変わるということを体験し、それが自信になってだんだんと大人への階段を登ってほしいなぁと思います。
今年は例年に比べるとイレギュラーなアウトリーチが多かったのですが、私たちもやるたびにいろいろと気づきがあり、得難い経験をさせてもらえました。
来年度はどんな子供たちに会えるかな?
今からとても楽しみです(^^)
チェロデュオ。
- 2014/07/26 (Sat)
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7月12日に武澤秀平君とのチェロデュオコンサートが駒込ソフィアザールにて、
無事終了しました♪
当日のプログラムはこんな感じでした。
Telemann(1681-1767): Sonate for 2 cellos C-dur
Dolce
Allegro
Largo
Vivace
Boismortier(1689-1755): Sonate for 2 cellos op.14
Legerement
Courante
Sarabande
Gigue
Barriere(1707-1747): Sonate for 2 cellos no.4
Andante
Adagio
Allegro prestissimo
♬ Pause ♬
Lindley(1776-1855): Duets for 2 cellos no.3
Andante
Adagio
Rondo, Moderato
Dotzauer(1783-1860): Potpourri for 2 cellos on Themas of Preciosa op.94
Offenbach(1819-1880): Gran Duos op.54 no.1
Allegro non troppo
Adagio religioso
Rondo, Allegro
テレマンからはじまり、最後はオッフェンバック。
チェロデュオとしてはおなじみのレパートリーのバリエールも。
今回の冒険はやはり後半のプログラム。
リンドレイなんて聞いたことも弾いたこともないような作曲家ですが、武澤君が見つけてきた、まさに知られざる作曲家、でした。
また、ドッツアウアーもチェロ弾きならだれもが通る、エチュードの作曲家、、、として有名ですが、チェリストらしい作風で、いろいろな面白い曲もたくさん書いていたんですね。
オッフェンバックも聴きごたえのある、かなり濃いプログラムだったと思います。
今回のプログラムでは、ほとんどの作曲家がチェリストでもあったため、非常に難しい高音のパッセージや和音などがこれでもか、というくらい交互に出てきて、リハーサルの段階ではいろいろ不安もありましたが、本番が一番うまくいきました♪
コンサート風景をソフィアザールのオーナーさんが撮影してくれました。
最後までずっと集中力を保つのが大変でしたが、、
アンコール終了後(またまたリンドレイ)にはようやく笑顔、、。
今回のコンサートでは、企画者でもあるマネージメントの塩島様、ソフィアザールのオーナー様、マニアックなプログラムにもかかわらず非常に熱心に聴いてくださった沢山のお客様、
そして相方の武澤君に感謝です♪
終了後に記念撮影☆
コンサート終了後のワイン付懇親会はこれまたとんでもなく盛り上がり、、
また次のデュオコンサート企画案まで出てきて、とても楽しいひと時になりました!
次回のチェロデュオがどういう形でお知らせできるかはまだ調整中ですが、お楽しみに♪
4月後記
- 2014/05/03 (Sat)
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ワタワタしてる間にあっという間に5月。
早いものです。
4月は日本に3週間ほど帰国していました!
今回はお仕事は入れられず、、殆ど家族や友達と過ごすために帰ったようなもの。
3週間といったらまあまあ長いかなと思っていたらそうでもなく、行きたいところや予定をつめていたらとんでもないことに。。
家族旅行で初沖縄にも行ってきました♪
ちょうど天気もよく、美味しい食べ物やエメラルドブルーの海に癒されて、大満足で帰ってきました。(ゴーヤチャンプルひとつにしても、沖縄で食べるとものすごく美味しい、、その土地のものだからでしょうか、、)
毎年行く人が多いのもうなずけます。
沖縄って色んな島があるのですが、島ごとに違う魅力で、毎回楽しめそう。
地図をみるだけでもすごくわくわくします。
でも、やっぱり気になるのが沖縄や島々の歴史。
特に島々については殆ど事前準備ナシで行ったので、あとで調べて驚いたことがいくつもありました、、。
そして、二年ぶりに祖母の家にも行ってきました。
本当はお墓参りもしたかったけど、、夏にお預けかな。
結構な歳になってるけど、意外に元気そうでよかった。
庭になっている柚子と金柑をとって、柚子の種をまた別の場所に植えてみました。
芽が出るといいなぁ、、。
学生時代の友人と会ったり、いいコンサートもいくつも行きました!
ほんと、東京ってすごい都市です、、世界でもなかなか無いと思います。
こんな色々なコンサートや舞台が毎日色んな場所でやってるし、美術館や博物館もいいものがたくさんある。
もちろんヨーロッパも素晴らしいものやコンサートも数々ありますが、あらゆるジャンルのものが選び放題なのはもしかして日本だけ?!と思ったりします。
さて、今週はずっとフランス近郊の町でバロック音楽の講習を受けています。
毎日、朝から晩まで、、さすがに疲れるのか夜は殆ど何もしないですぐ寝られます(^^;)
こんな経験は学校を卒業してしまうとなかなかできないのでとっても貴重。
東京とはまったく違う世界だけど、、違うからこそ苦労もあるけど、楽しみもあります。
日本はちょうどGWです、皆様楽しい休暇をお過ごしください♪
写真は石垣島の海と、帰路の飛行機から撮ったものです、、。
また行きたいなぁ、沖縄☆
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プロフィール
現在はドイツと日本を行ったり来たりの生活です。
Twitterもやってます♪
Mariko Takahashi (@maricello66)
桐朋学園大学首席卒業、皇居桃華楽堂新人演奏会に於いて御前演奏を行う。
霧島国際音楽祭にて特別奨励賞、及びサントリー賞受賞。
第6回大阪国際室内楽コンクール、トリオ部門にて日本人初の第三位入賞。
中国国際音楽コンクール第一位。サイトウキネンフェスティバル、小澤征爾オペラ音楽塾などにも参加。NHK-FM名曲リサイタル録音等も多数。
文化庁「文化芸術による子供の育成事業」登録アーティスト。
これまでにチェロを故井上頼豊、倉田澄子、堤剛、ユリウス・ベルガー、バロックチェロを鈴木秀美、シュテファン・シュルツの各氏に師事。
東京藝術大学古楽科別科を経て、現在フランスの古楽団体「Le Concert Lorrain」メンバー。
2007年より渡独、 ヨーロッパ各地の音楽祭などにも出演し、日本やヨーロッパを中心に様々なジャンルの活動を広げている。