Musikpromenade ~音楽の散歩道~
チェロ弾き高橋麻理子のブログ
無題、のち、ブラームス考。
5月半ば、もうすぐ次の日になろうとしている深夜、気温は現在9度のドイツ。
対して朝の日本は気温19度!(らしい、、)
気温差、激しすぎます。。
もう初夏ともいっていいような陽気だったドイツは一転して、ここ最近は晴れたと思ったら土砂降りの雨、そしてまたすぐやんだり、、が一日中続き、まるで山のような天気です。
気持ちはもう初夏なのに、どんどん下がる気温、、。
春物のコートとショールで出歩いていたら、どうも体調がおかしい、、
どうやら季節はずれの風邪を引いてしまったようです。
あわてて、冬物のコートを引っ張り出して、また防寒体制入りました!
最近、日本で買い集めたブラームスに関する本を、色々と読みふけってます。
もともとブラームスの作品は大好きなので、ある程度の知識は持っていたものの、ブラームスに関する文献を読んでいると、人間としての色々な面が明らかになってきて、すごく興味深いです。
中でもすごいのが、クララ・シューマンとの長年の手紙のやり取りが本になってしまったという、、「友情の書簡」というもの。
完全に、ザ・プライベート。
ほんとにこれ、読んでいいの?という感じですが、、。
公開されるのを恐れて、多数の手紙を捨ててしまったということですが、まだかなりの量の手紙が残っていたようです。
若き日のブラームスとシューマンの妻のクララとのやり取りは、友情の、、というよりは、溢れんばかりの愛情が感じられます。
もちろん、男女の愛というだけではなくて、人間としての愛というか、色々な意味を含んだ愛なんだろうなと考えさせられます。
逆に男女の愛だけなら、ここまでの魂のやりとりはなかったのでは、、とも思わされる内容。
今のようにメールもない時代、手紙のやり取りで一喜一憂したり、一人静かに相手のことを考えたりする時間があって、、だからこそ、自分の気持ちや考えを手紙にして、相手に伝えることの素晴らしさや重みが感じられます。
まだ、この本、読み終えてないのですが、最後、クララの亡くなる直前の手紙で終わっているようです。
知れば知るほど、作品を聴きたくなり、そこからブラームスの気持ちが読み取れるような気がします。
最近は、すぐパソコンで調べられるので便利だけど、なぜそうなったのか、そこに至るまでをもっと深く知ることって、すごく大切なことなんだな、と改めて感じました。
自分の受け取り方も違うし、さまざまな視点からその曲を見ることができます。
CDで聴くのと、生演奏で聴くような違いというか、もっと生身の人間として近く感じられるような、そんな気がしました。
さて、今週末は、ハイドンの「天地創造」を弾きます。
風邪、治さなくては~(^^;)
皆様もよい週末を♪
対して朝の日本は気温19度!(らしい、、)
気温差、激しすぎます。。
もう初夏ともいっていいような陽気だったドイツは一転して、ここ最近は晴れたと思ったら土砂降りの雨、そしてまたすぐやんだり、、が一日中続き、まるで山のような天気です。
気持ちはもう初夏なのに、どんどん下がる気温、、。
春物のコートとショールで出歩いていたら、どうも体調がおかしい、、
どうやら季節はずれの風邪を引いてしまったようです。
あわてて、冬物のコートを引っ張り出して、また防寒体制入りました!
最近、日本で買い集めたブラームスに関する本を、色々と読みふけってます。
もともとブラームスの作品は大好きなので、ある程度の知識は持っていたものの、ブラームスに関する文献を読んでいると、人間としての色々な面が明らかになってきて、すごく興味深いです。
中でもすごいのが、クララ・シューマンとの長年の手紙のやり取りが本になってしまったという、、「友情の書簡」というもの。
完全に、ザ・プライベート。
ほんとにこれ、読んでいいの?という感じですが、、。
公開されるのを恐れて、多数の手紙を捨ててしまったということですが、まだかなりの量の手紙が残っていたようです。
若き日のブラームスとシューマンの妻のクララとのやり取りは、友情の、、というよりは、溢れんばかりの愛情が感じられます。
もちろん、男女の愛というだけではなくて、人間としての愛というか、色々な意味を含んだ愛なんだろうなと考えさせられます。
逆に男女の愛だけなら、ここまでの魂のやりとりはなかったのでは、、とも思わされる内容。
今のようにメールもない時代、手紙のやり取りで一喜一憂したり、一人静かに相手のことを考えたりする時間があって、、だからこそ、自分の気持ちや考えを手紙にして、相手に伝えることの素晴らしさや重みが感じられます。
まだ、この本、読み終えてないのですが、最後、クララの亡くなる直前の手紙で終わっているようです。
知れば知るほど、作品を聴きたくなり、そこからブラームスの気持ちが読み取れるような気がします。
最近は、すぐパソコンで調べられるので便利だけど、なぜそうなったのか、そこに至るまでをもっと深く知ることって、すごく大切なことなんだな、と改めて感じました。
自分の受け取り方も違うし、さまざまな視点からその曲を見ることができます。
CDで聴くのと、生演奏で聴くような違いというか、もっと生身の人間として近く感じられるような、そんな気がしました。
さて、今週末は、ハイドンの「天地創造」を弾きます。
風邪、治さなくては~(^^;)
皆様もよい週末を♪
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プロフィール
HN:
Mariko
性別:
女性
職業:
cellist
自己紹介:
Cellist.Japan-Germany.
現在はドイツと日本を行ったり来たりの生活です。
Twitterもやってます♪
Mariko Takahashi (@maricello66)
桐朋学園大学首席卒業、皇居桃華楽堂新人演奏会に於いて御前演奏を行う。
霧島国際音楽祭にて特別奨励賞、及びサントリー賞受賞。
第6回大阪国際室内楽コンクール、トリオ部門にて日本人初の第三位入賞。
中国国際音楽コンクール第一位。サイトウキネンフェスティバル、小澤征爾オペラ音楽塾などにも参加。NHK-FM名曲リサイタル録音等も多数。
文化庁「文化芸術による子供の育成事業」登録アーティスト。
これまでにチェロを故井上頼豊、倉田澄子、堤剛、ユリウス・ベルガー、バロックチェロを鈴木秀美、シュテファン・シュルツの各氏に師事。
東京藝術大学古楽科別科を経て、現在フランスの古楽団体「Le Concert Lorrain」メンバー。
2007年より渡独、 ヨーロッパ各地の音楽祭などにも出演し、日本やヨーロッパを中心に様々なジャンルの活動を広げている。
現在はドイツと日本を行ったり来たりの生活です。
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Mariko Takahashi (@maricello66)
桐朋学園大学首席卒業、皇居桃華楽堂新人演奏会に於いて御前演奏を行う。
霧島国際音楽祭にて特別奨励賞、及びサントリー賞受賞。
第6回大阪国際室内楽コンクール、トリオ部門にて日本人初の第三位入賞。
中国国際音楽コンクール第一位。サイトウキネンフェスティバル、小澤征爾オペラ音楽塾などにも参加。NHK-FM名曲リサイタル録音等も多数。
文化庁「文化芸術による子供の育成事業」登録アーティスト。
これまでにチェロを故井上頼豊、倉田澄子、堤剛、ユリウス・ベルガー、バロックチェロを鈴木秀美、シュテファン・シュルツの各氏に師事。
東京藝術大学古楽科別科を経て、現在フランスの古楽団体「Le Concert Lorrain」メンバー。
2007年より渡独、 ヨーロッパ各地の音楽祭などにも出演し、日本やヨーロッパを中心に様々なジャンルの活動を広げている。
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リンク
ヘンデルオラトリオ「ソロモン」
2019.1.14 15:30start@浜離宮朝日ホール
全三幕ノーカット版/指揮 三澤寿喜
S¥7500 A¥6000
問合せ・ヘンデルフェスティバルジャパン事務局 0297-82-7392
バッハ・コレギウム・ジャパン「第九」
2019.1.24 19:00 start @東京オペラシティコンサートホール・タケミツメモリアル
指揮・鈴木雅明 合唱・管弦楽バッハ・コレギウム・ジャパン
問合せ・申込 東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
デュオコンサートvol.4
2019.2.17 14:30 start @サロン・テッセラ(三軒茶屋駅前)
髙橋麻理子 vc / 山田剛史 pf
メンデルスゾーン:協奏的変奏曲op.17 ,
間宮芳生:チェロソナタ ,
ブラームス:チェロとピアノのためのソナタop.99
チケット(前売)¥3500 学生¥2000 (当日)¥4000
{問合せ・チケット取扱}プロメナーデ企画 musikpromenade@yahoo.co.jp
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