Musikpromenade ~音楽の散歩道~
チェロ弾き高橋麻理子のブログ
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- 2025.02.02
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- 2010.12.16
ヴィオラ・ダ・ガンバの世界
- 2010.12.06
Die Deutsche Kammerphilharmonie Bremen !
- 2010.12.01
最近の
ヴィオラ・ダ・ガンバの世界
先日、ヴィオラ・ダ・ガンバのイベントに行ってきました。
楽器の展示、試奏、コンサート、レクチャーなどなどを体験できる、かなりレアなイベントです。
たまたまチラシで見つけて、しかもその日は偶然仕事先が同じ建物というラッキーな偶然。
体験レッスンまであるというのでそれも予約。
ガンバって、あまり接する機会がないけど、すごく素敵な楽器なんです。
音も心地よいし、自分でも弾けたら楽しそうだなあ、と。
ちょっとどきどきしながら、会場に入ると、そこはなんだか不思議な世界。
楽器を弾く人、教える人、楽器を展示する人、説明を聴く人、、。
楽器のレッスンなんて、チェロを教えることはあっても、初心者としてレッスンを受けるのはかなりご無沙汰状態です。
まず、指版にギターのごとく、フレットが。
弦も5弦で、弓も持ち方はお箸を持つような感じなので、かなりチェロとは違う感覚。
また、チェロだと弓が扱いやすいのは手元のほうなんですが、ガンバは弓先。
さらに、ダウンビートはアップから始めるため、チェロとは完全に逆。
ちょっと弾いているとついクセでチェロのように弾いてしまう。
でも音は結構出ました。一応チェロ弾きなので。。
ちょっと経つと、だんだん面白くなってくる、というかマスターしたくなってくる!
30分の体験レッスンはあっという間にたってしまいました。
講師の方にきいてみると、いろんな楽器からガンバに目覚めて、始める人も多いそうです。
チェロからも結構多いんだとか。
いかんせん楽器がないので、残念ながら日常的に練習することはできませんが、いずれ、やってみたいなあと改めて思ったのでした。
終わりに、弾きたい人が(多分ほぼアマチュアの方)集まって演奏する、コンソート、という時間があったのですが、ここにガンバの世界の真髄を見た気がします、、。
一応集まっては弾いているものの、みんな間違えたりしてなかなか譜面通りに音楽が進まない、、けど、マイペースに根気よく続ける演奏者たち。
立ち止まって聴いている人も、次第にあまりのマイペースな演奏の運びに、だんだんと少なくなり、、でも演奏者はぜんぜん気にしない!
とにかく、自分とガンバとの世界をマイペースに楽しんでいたのでした、、。
ただのアマチュア、というだけではない、なんだかガンバの独特な雰囲気の「コンソート」の世界を味わってきました。
写真は、コンソートの風景。
楽器の展示、試奏、コンサート、レクチャーなどなどを体験できる、かなりレアなイベントです。
たまたまチラシで見つけて、しかもその日は偶然仕事先が同じ建物というラッキーな偶然。
体験レッスンまであるというのでそれも予約。
ガンバって、あまり接する機会がないけど、すごく素敵な楽器なんです。
音も心地よいし、自分でも弾けたら楽しそうだなあ、と。
ちょっとどきどきしながら、会場に入ると、そこはなんだか不思議な世界。
楽器を弾く人、教える人、楽器を展示する人、説明を聴く人、、。
楽器のレッスンなんて、チェロを教えることはあっても、初心者としてレッスンを受けるのはかなりご無沙汰状態です。
まず、指版にギターのごとく、フレットが。
弦も5弦で、弓も持ち方はお箸を持つような感じなので、かなりチェロとは違う感覚。
また、チェロだと弓が扱いやすいのは手元のほうなんですが、ガンバは弓先。
さらに、ダウンビートはアップから始めるため、チェロとは完全に逆。
ちょっと弾いているとついクセでチェロのように弾いてしまう。
でも音は結構出ました。一応チェロ弾きなので。。
ちょっと経つと、だんだん面白くなってくる、というかマスターしたくなってくる!
30分の体験レッスンはあっという間にたってしまいました。
講師の方にきいてみると、いろんな楽器からガンバに目覚めて、始める人も多いそうです。
チェロからも結構多いんだとか。
いかんせん楽器がないので、残念ながら日常的に練習することはできませんが、いずれ、やってみたいなあと改めて思ったのでした。
終わりに、弾きたい人が(多分ほぼアマチュアの方)集まって演奏する、コンソート、という時間があったのですが、ここにガンバの世界の真髄を見た気がします、、。
一応集まっては弾いているものの、みんな間違えたりしてなかなか譜面通りに音楽が進まない、、けど、マイペースに根気よく続ける演奏者たち。
立ち止まって聴いている人も、次第にあまりのマイペースな演奏の運びに、だんだんと少なくなり、、でも演奏者はぜんぜん気にしない!
とにかく、自分とガンバとの世界をマイペースに楽しんでいたのでした、、。
ただのアマチュア、というだけではない、なんだかガンバの独特な雰囲気の「コンソート」の世界を味わってきました。
写真は、コンソートの風景。
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Die Deutsche Kammerphilharmonie Bremen !
Paavo Jaervi指揮、ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団のシューマン交響曲全曲演奏会に行ってきました。
チケットA席1万円。なかなか普段出せない金額です。
指揮者も今勢いのある人だし、ちょっと興味があり、ぜひ聴きたいなーと思っていたところ。
時間と体が空く時ってなかなかタイミング合わないけど、せっかくのチャンスと思って楽しみにホールへ向かう。
ぞろぞろ出てくる演奏者たち。
大きい。。
みんなイス二段重ね。
ヤルヴィ自身はそんなに大きくなかったけど、このオケから生み出される音がものすごい。
音って生き物なんだ、と改めて思いました。
メンバーたちがみんなそれぞれ思いっきり楽しんで弾いていて、セクションごとの対話も感じられるし音にさまざまな表情があり、立体感のある演奏。
体中から喜びが音となってあふれてくる感じ。
弾きながら相手がどう出るかで、自分はこうしようっていう駆け引きとか、すごい見える。
ちょっとカルチャーショック。ドイツでもこんなオケ聴いたことなかったかも。
このオケは自主運営のオケで、(ドイツはほぼ国がオーケストラを支援している)約20年前に、当時学生だったメンバーたちが立ち上げたそうです。メンバーはソロでも活躍する人々らしい、、。
なので、ものすごく自主性があるというか、やる気、モチベーションが高い。
さらに、室内オーケストラならではの緊密なアンサンブルにより、指揮者に頼り過ぎない、個性ある音色を出せている。
モチベーションの高さのみで、こんなに出てくる音が違うのか、、ちょっと分かりかねるけども、ずっと舞台に釘付けでした。
最初は二階で聴いていたけど結構前列が空いていたので、後半は一階の2列目に移動。
まん前にヤルヴィと演奏者でものすごい迫力。
目と耳と、、充分楽しみました。
いい音楽に接することができて体中幸福感でいっぱい。
写真はオペラシティのクリスマスツリー。
もうすぐクリスマスですね。
チケットA席1万円。なかなか普段出せない金額です。
指揮者も今勢いのある人だし、ちょっと興味があり、ぜひ聴きたいなーと思っていたところ。
時間と体が空く時ってなかなかタイミング合わないけど、せっかくのチャンスと思って楽しみにホールへ向かう。
ぞろぞろ出てくる演奏者たち。
大きい。。
みんなイス二段重ね。
ヤルヴィ自身はそんなに大きくなかったけど、このオケから生み出される音がものすごい。
音って生き物なんだ、と改めて思いました。
メンバーたちがみんなそれぞれ思いっきり楽しんで弾いていて、セクションごとの対話も感じられるし音にさまざまな表情があり、立体感のある演奏。
体中から喜びが音となってあふれてくる感じ。
弾きながら相手がどう出るかで、自分はこうしようっていう駆け引きとか、すごい見える。
ちょっとカルチャーショック。ドイツでもこんなオケ聴いたことなかったかも。
このオケは自主運営のオケで、(ドイツはほぼ国がオーケストラを支援している)約20年前に、当時学生だったメンバーたちが立ち上げたそうです。メンバーはソロでも活躍する人々らしい、、。
なので、ものすごく自主性があるというか、やる気、モチベーションが高い。
さらに、室内オーケストラならではの緊密なアンサンブルにより、指揮者に頼り過ぎない、個性ある音色を出せている。
モチベーションの高さのみで、こんなに出てくる音が違うのか、、ちょっと分かりかねるけども、ずっと舞台に釘付けでした。
最初は二階で聴いていたけど結構前列が空いていたので、後半は一階の2列目に移動。
まん前にヤルヴィと演奏者でものすごい迫力。
目と耳と、、充分楽しみました。
いい音楽に接することができて体中幸福感でいっぱい。
写真はオペラシティのクリスマスツリー。
もうすぐクリスマスですね。
最近の
面白かった本。
Dieter David Scholz(ディーター・デイヴィッド・ショルツ)著・ 発行 アルファベータ
「指揮者は語る!」現代のマエストロ、29人との対話
これ、ふと本屋で買ったものなんですが、ものすごーく内容が濃い。
インタビュアーが今活躍している指揮者たちに、独自の視点からカナリ鋭い質問を投げかけてるんだけども、それに対応する指揮者たちのコメントがまた興味深い、、。
思いっきりドイツ人同士(ドイツに限らずヨーロッパ全般ですね、、)のダイレクトな会話の数々が、読んでるこちらまでハラハラしてくる。
これ、ケンカじゃないよね?!って言いたくなる会話もしばしば、、。
現在のヨーロッパの音楽事情をある程度知っていると、更に共感して読める部分もあるんだけど、現在の音楽界が抱えている問題とか、各々が何を求めているのか、結構つっこんだところまで聞いているので、読んでるほうもものすごい頭を使います、、。
一人のインタビュー部分が濃すぎて、さらには歴史的背景、政治的なものも絡んでくるとなると、ちょっとやそっとじゃ理解して読みきれない。
ゲルギエフ、アーノンクール、ラトル、、等々が何を考えているのか垣間見えて、(さらに、その指揮者の棒で演奏したことがあるならなおさら、その人が見えてくる)人間学という意味でも非常に面白い。
シノーポリなんか、指揮は数年休んで考古学と発掘作業に専念したいです、なんて言ってるし。
指揮者って、こんなことを考えながら、生きてるんだなーと、、。
でもこの本に書かれてることは氷山の一角なんだろうな、とかいろいろ考えたり。
インタビュー読んで、録音聴いてみよう!って思った指揮者も新たに出てきました。
久々に濃い~一冊でした。
Dieter David Scholz(ディーター・デイヴィッド・ショルツ)著・ 発行 アルファベータ
「指揮者は語る!」現代のマエストロ、29人との対話
これ、ふと本屋で買ったものなんですが、ものすごーく内容が濃い。
インタビュアーが今活躍している指揮者たちに、独自の視点からカナリ鋭い質問を投げかけてるんだけども、それに対応する指揮者たちのコメントがまた興味深い、、。
思いっきりドイツ人同士(ドイツに限らずヨーロッパ全般ですね、、)のダイレクトな会話の数々が、読んでるこちらまでハラハラしてくる。
これ、ケンカじゃないよね?!って言いたくなる会話もしばしば、、。
現在のヨーロッパの音楽事情をある程度知っていると、更に共感して読める部分もあるんだけど、現在の音楽界が抱えている問題とか、各々が何を求めているのか、結構つっこんだところまで聞いているので、読んでるほうもものすごい頭を使います、、。
一人のインタビュー部分が濃すぎて、さらには歴史的背景、政治的なものも絡んでくるとなると、ちょっとやそっとじゃ理解して読みきれない。
ゲルギエフ、アーノンクール、ラトル、、等々が何を考えているのか垣間見えて、(さらに、その指揮者の棒で演奏したことがあるならなおさら、その人が見えてくる)人間学という意味でも非常に面白い。
シノーポリなんか、指揮は数年休んで考古学と発掘作業に専念したいです、なんて言ってるし。
指揮者って、こんなことを考えながら、生きてるんだなーと、、。
でもこの本に書かれてることは氷山の一角なんだろうな、とかいろいろ考えたり。
インタビュー読んで、録音聴いてみよう!って思った指揮者も新たに出てきました。
久々に濃い~一冊でした。
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プロフィール
HN:
Mariko
性別:
女性
職業:
cellist
自己紹介:
Cellist.Japan-Germany.
現在はドイツと日本を行ったり来たりの生活です。
Twitterもやってます♪
Mariko Takahashi (@maricello66)
桐朋学園大学首席卒業、皇居桃華楽堂新人演奏会に於いて御前演奏を行う。
霧島国際音楽祭にて特別奨励賞、及びサントリー賞受賞。
第6回大阪国際室内楽コンクール、トリオ部門にて日本人初の第三位入賞。
中国国際音楽コンクール第一位。サイトウキネンフェスティバル、小澤征爾オペラ音楽塾などにも参加。NHK-FM名曲リサイタル録音等も多数。
文化庁「文化芸術による子供の育成事業」登録アーティスト。
これまでにチェロを故井上頼豊、倉田澄子、堤剛、ユリウス・ベルガー、バロックチェロを鈴木秀美、シュテファン・シュルツの各氏に師事。
東京藝術大学古楽科別科を経て、現在フランスの古楽団体「Le Concert Lorrain」メンバー。
2007年より渡独、 ヨーロッパ各地の音楽祭などにも出演し、日本やヨーロッパを中心に様々なジャンルの活動を広げている。
現在はドイツと日本を行ったり来たりの生活です。
Twitterもやってます♪
Mariko Takahashi (@maricello66)
桐朋学園大学首席卒業、皇居桃華楽堂新人演奏会に於いて御前演奏を行う。
霧島国際音楽祭にて特別奨励賞、及びサントリー賞受賞。
第6回大阪国際室内楽コンクール、トリオ部門にて日本人初の第三位入賞。
中国国際音楽コンクール第一位。サイトウキネンフェスティバル、小澤征爾オペラ音楽塾などにも参加。NHK-FM名曲リサイタル録音等も多数。
文化庁「文化芸術による子供の育成事業」登録アーティスト。
これまでにチェロを故井上頼豊、倉田澄子、堤剛、ユリウス・ベルガー、バロックチェロを鈴木秀美、シュテファン・シュルツの各氏に師事。
東京藝術大学古楽科別科を経て、現在フランスの古楽団体「Le Concert Lorrain」メンバー。
2007年より渡独、 ヨーロッパ各地の音楽祭などにも出演し、日本やヨーロッパを中心に様々なジャンルの活動を広げている。
カウンター
リンク
ヘンデルオラトリオ「ソロモン」
2019.1.14 15:30start@浜離宮朝日ホール
全三幕ノーカット版/指揮 三澤寿喜
S¥7500 A¥6000
問合せ・ヘンデルフェスティバルジャパン事務局 0297-82-7392
バッハ・コレギウム・ジャパン「第九」
2019.1.24 19:00 start @東京オペラシティコンサートホール・タケミツメモリアル
指揮・鈴木雅明 合唱・管弦楽バッハ・コレギウム・ジャパン
問合せ・申込 東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
デュオコンサートvol.4
2019.2.17 14:30 start @サロン・テッセラ(三軒茶屋駅前)
髙橋麻理子 vc / 山田剛史 pf
メンデルスゾーン:協奏的変奏曲op.17 ,
間宮芳生:チェロソナタ ,
ブラームス:チェロとピアノのためのソナタop.99
チケット(前売)¥3500 学生¥2000 (当日)¥4000
{問合せ・チケット取扱}プロメナーデ企画 musikpromenade@yahoo.co.jp
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